2017.05.12

九州縦断300キロ視察旅と報告会♪①

ゴールデンウィークが始まる直前の4月26日と27日に
加古川まちづくり舎メンバー3名が視察旅へ出かけました!

視察後に実施した「報告会」の様子もご報告する予定!
長くなりそうなので、2回に分けてお届けします♪

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場所は九州の宮崎、そして福岡。
いま、まちづくり界隈では「この取り組みは見ておきたい!」と注目されている地域です。

その中でも、宮崎県日南市の「油津商店街」は外部からの視察も多く、
「たった3年でシャッター商店街再生!
市民の熱量を生み出し、戦略的にまちを変えていく、宮崎県日南市「地域再生請負人」の仕掛け」

とソーシャルメディアにも紹介されています。

今回は、
加古川を出発→(船)→宮崎→(特急列車)→福岡→(飛行機)→大阪→(電車)→加古川へ帰宅
と、あらゆる交通手段を駆使し、1泊2日で九州を縦断。5つの場所を訪問しました!
それぞれの場所で、その取り組みがうまくいっている秘訣や学ぶことに加え、
実際の街の雰囲気や周囲との関係性などを肌で感じることが今回の目的でした。

旅の工程はこんな感じ♪・・・・・・・・
1日目:宮崎県日南市へ
*油津商店街(株式会社油津応援団)
2日目:福岡県福岡市へ
*清川サロン
*清川ロータリープレイス
*冷泉荘
*HOOD天神

*油津商店街株式会社油津応援団
一見“ふつう”というのが第一印象でした。
わずか300メートルの商店街。4年前には猫も通らないと言われていたそうです。

そんな場所をわずか4年で20店舗以上のテナント誘致をしたのが、今回お話を伺った木藤さんでした。

写真の右から2番目が木藤さん

お話の中で印象的だったキーワードは
「応援の連鎖をつくりだす」ことと「ゴールを描きすぎない」こと。

まず、自分たちで会社を立ち上げお店を作りながら運営を行うことで「覚悟を見せたかった」と木藤さんは話します。
その上で、自分たちだけではできないことを、いかに街の人と一緒に作り上げるかに着目。

実際に商店街を歩きながら案内をしてもらうと、「木藤さん〜」という声があちこちから。
「最近見ないけどどうしてるの?」「今度こんなことを始めるんだけどどう思う?」など、
この街で木藤さんがどんな存在かが分かるできごとでした。

「商店街活性化のために手伝ってほしいではなく、
街の人のやりたいことからどんどんコトを起こしていくという視点が大切。
それを実現できる場が商店街なんだという風土ができれば自然と人が集まってくる」と木藤さん。

この4年間の間に、
大学生が始めた「ゲストハウス」や商店街で働く人のための「保育園」が次々と誕生。
木藤さんの手の離れたところで新しい取り組みが連鎖的に生まれていることも知ることができました。

この記事を書いた人

事務局次長にっしー