
加古川まちづくり舎
みんながまちに参加できる、手作りできる、そんなまちなかをつくろう

加古川駅前の「半径約500メートル」のエリアは、歩いて回ることのできる生活の範囲であり、働く場所でもあり、様々な人が交わる場所となっています。
「誰もがまちに参加できる、手作りできる、そんなまちなか」をたくさんの人と一緒につくっていきたい。私たちは、加古川駅前に魅力的な店や住まい、イベントなどをたくさん作っていくために、住む人や働く人それぞれがアイデアを出し合って、そんなアイデアをエリアに集結させることで、みんなで面白いまちをつくっていくことができると考えています。
まちづくり舎の思い
加古川駅前の商店街界隈は歴史が古く、その昔、東西に続く一本道「旧西国街道」といわれ、多くの人が行き交ったそうです。江戸時代になると、人の通行が多く休憩所や宿場が増加したことで、宿場町「加古川宿」と呼ばれるようになりました。現在の加古川駅前は、西国から多くの人が情報交換し、そこから文化が育ち、エリア一帯が発展していったという歴史があります。
かつての「加古川宿」のように、たくさんの人や情報を行き交わして考えながら、少しずつ加古川の未来をつくっていければ。そんな想いを込めて「加古川まちづくり舎」と名付けました。


まちづくりの経緯
加古川まちづくり舎の前身は、2009年に発足した加古川活性化プロジェクト委員会「チームかけはし」です。これまで、行政や企業、第3セクター等が連携し、中心市街地活性化を目的に空き店舗対策やブランド育成、調査研究など、様々な取り組みを展開してきました。社会変化に伴い、これからの中心市街地活性化についての調査研究を重ね、2015年にリニューアル。役割や体制を見直し、「加古川まちづくり舎」がスタートしました。現在、株式会社BAN-BANネットワークスと加古川商工開発株式会社が助成して運営しています。ひとによるまちづくりを実践していく小さなまちづくり組織です。
小さなアクションの繰り返しがまちの未来をつくる
まちにはたくさんのものや情報が溢れ、一見すると刺激的で個性的なように思えます。実際には、どこの駅前にも同じ風景が並び、同じようなサービスを受けられるよう均一化されていることが多く、その状態ではまちの個性はなかなか見えてきません。
加古川まちづくり舎では、「まちを手作りしよう」をテーマに、個性的なまちなかをつくることで中からの賑わいを生み出していきたいと考えています。
「まちの個性」を生むためには、一人ひとりのアクションが大切です。アクションから人との関係性が生まれ、それが地域に根付いたものとして共有されていくことで、やがてまちの個性や魅力につながっていく。
私たちは、小さなアクションの繰り返しが、まちの未来をつくると考えています。



人口が減っていくなか、これからのまちづくりは、「新しい」だけでなく、まちの中で見えにくくなっているものを今一度見つめなおし、新たな価値を編集し、構築していくことが大切になってきます。
そしてその過程を、プロや一部の熱心な人に任せるのではなく、まちの一人ひとりが関わることで、新しい価値が生まれていくのではと考えています。
そうすることで共感が生まれ、周りへと広がり、一つのまちの中にたくさんのつながりやコミュニティがつくられていきます。
その一連の流れがあってそれがやがてまちの個性へと育ち、いずれ加古川らしさにつながっていくのではと考えています。



事業内容
・参加育成事業
「かこがわ飲み会議」開催、各種イベント開催支援
・企画・支援事業
「まちリノベKAKOGAWA」開催
・拠点運営事業
「00.Work Shop space & office」管理運営
・情報発信事業
「加古川経済新聞」運営
事務所
株式会社加古川まちづくり舎
住所:加古川市加古川町寺家町363-4
TEL:079-423-5816/080-1506-9282