
まちリノベKAKOGAWA
まちをリノベーションする
加古川市は新快速電車が停車し、大阪まで1時間で通勤できることから、ベッドタウンと呼ばれている都市です。近年は、大型スーパーや商業施設などの店舗開発が進み、特に駅前の中心市街地エリアは変化の真っ只中。
「住みやすい環境」と言われる一方、生活する人自身がまちに参加する機会は薄れつつあります。
「誰もがまちに参加できる」きっかけを作ることで、まちの賑わいをつくっていきたい。
そのためには「大きく、新しく」開発するだけでなく、今あるものを活かしながら、自分たちが楽しめる場所を「自分たちでつくっていく」ことが大切だと考えました。
その取り組みの一つが「まちリノベKAKOGAWA」です。


まちリノベKAKOGAWAとは?
「まちリノべ」では、空き空間の活用法をいろんな人たちの発想で考え、実際に作っていくことで、まちなかに変化を生み出していくことを目的にしています。
「こんなお店があったらいいのに!」
「こんな拠点があったら素敵!」
「こんな遊び場があったらもっと楽しめそう!」など、
自分たちの住むまちにはそれぞれがいろんな想いを持っています。
そんな想いをアイデアへと変え、空き空間の活用に結びつけることで、魅力的な場所を生み出していくことができたらという想いから、「まちリノベ」はスタート。



2016年11月の初開催では、「自分たちで場所を作って地域を盛り上げたい」、「加古川が好きだから何か関わりたい」といった人たちが集まり、1ヶ月かけて5軒の空き物件の活用方法を企画しました。



この取り組みでは、物件ごとに参加者がチームを組み、空き物件のオーナーに協力を得ながら実際の建物や周辺情報などの背景を踏まえ、「これからここにどんな場所があれば魅力的か」という企画を1ヶ月かけて練り上げます。
最終的には、物件オーナーにプレゼンテーションを行い、さらに企画をブラッシュアップしたり新たな仲間を募ったりしながら、実現に向けて動き出します。



今あるものを活かしてまちの個性をつくる
まちを楽しむアイデアを自分たちで考え、実現していく。まちなかに参加する人が増えると、それがまちにエネルギーとなり、いろんな共感を生み、人から人へと波及していきます。人の数だけ個性が生まれ、それがまちの個性となる。それが、結果として加古川の価値につながっていくと考えています。
「新しくつくる」のではなく、いま使われていないものを自分たちで楽しく活用できる取り組みが「まちリノベ」です。
小さいけども新しい価値をつくってく人が増えるまち、加古川。
一つの大きなシンボルを置くのではなく、いろんな個性を点在させていくことで、魅力的なまちなかをつくっていきたいと考えています。
これまでの開催実績
「まちリノベKAKOGAWA2016・秋」
期間 11月3日〜11月26日
- 11月3日(木・祝) 10:00〜13:00 物件発表・チームづくり・アドバイザーレクチャー
- 11月12日(土) 10:00〜13:00 合同企画会議・アドバイザーレクチャー
- 11月19日(土) 17:00〜20:00 中間プレゼンテーション
- 11月26日(土) 13:00〜18:00 公開プレゼンテーション
実現に向けた取り組み
2016年11月に開催された「まちリノベKAKOGAWA2016・秋」では、発表されたプランのうち、3つが実現に向けて動き出しています。


①本町倉庫チーム
料理の先生やママのグループ代表、アートイベントの企画者など、個性的なメンバーが厚なるチーム。古くからの町並みが残る加古川市本町にある使われていない倉庫を活用するために様々な企画を検討中。
②チーム個性派
元写真館の細長い3階建てのビル。写真館の名残を活用しながら、オタクが集まるフォトスタジづくりに向けて始動。
③チームごえん作り
いろんなコミュニティが生まれる「B&B」を企画。「Bed&Breakfast?」、「Book&Bed?」障害者を雇用したおしゃれなスペースを検討中。